宇多田ヒカルが照らす出口はどこだ

宇多田ヒカルが照らす出口はどこだ

お、お久しぶりのブログです。

今日はピアノ・・ではなく宇多田ヒカルさんです。

みなさん見ましたか?YouTube
宇多田ヒカル『HIKARU UTADA Live TOP FAN PICKS』

8月最後の日の21時からのプレミアム公開をPCの前で待っていたKumasterです。
改めまして、おばんです。

新参者のファンからすると懐かしい!って感覚は残念ながらそれほどなく
逆に新鮮な感じで視聴してました。

さて、そんなヒカルさんのライブを見ながら
思うことがあったので書きたくなりました。

おっさんの戯言ですがお付き合い頂ければ嬉しいですm(_ _)m

■宇多田ヒカルの「道」

宇多田ヒカルは著書「点」にこう記しています。

9歳の時、怒りとか不満といった感情が完全になくなっていることに気づいた
出典元:点/宇多田ヒカル著

9歳といえば小学性(うちの娘と同年代・・
親、環境による影響が大きいのだろうけど、その歳で自覚するのはよほどのことですよね。

外界よりも自分の内側の世界の方が大事だったとも語っています。
そこには自由があり、想像と思考は無限で最強だったと。

そうかぁ、これが宇多田ヒカルの基本を形成していて
彼女の作り出す音楽と言葉に光や命を与えているんだなと思いました。

時には近道もまわり道もあったんだと思います。
出口がわらなくなることもいっぱいあったんだと思います。
けど決して進むべき道を外れることはなかった。

それどころか、その歌声は僕たちを迷いから救ってくれました。

暗闇に光が放たれ、進むべき道が照らしてくれるからなんだろうなと。

■宇多田ヒカルの「哲学」

宇多田ヒカルの「哲学」は一貫しています。

それはいくつもの歌詞にも現れています。

Time will tell 時間がたてばわかる Cry 明日へのずるい近道はないよ
出典元:Time Will Tell/宇多田ヒカル

リスクがあるからこそ 信じることに意味があるのさ
出典元:Wait&See~リスク~/宇多田ヒカル

どんなに怖くたった目を逸らさないよ 全ての終わりに愛があるなら
出典元:桜流し/宇多田ヒカル

人は皆生きてるんじゃなくて生かされている
出典元:道/宇多田ヒカル

終わりのない苦しみを甘受し Darling 旅を続けよう
出典元:あなた/宇多田ヒカル

明日から逃げるより 今に囚われたい まわり道には色気が無いじゃん
出典元:誰にも言わない/宇多田ヒカル

15歳の少女が”ずるい近道はないよ”と歌ったのがもう20数年前です(遠い目
その少女は大人なって”まわり道には色気が無いじゃん”と歌いました。

宇多田ヒカルの前には昔から「ずるい道」も「まわり道」もないんですよ。

一方、「忘却」ではこう歌います。

明るい場所へ続く道が 明るいとは限らないんだ
出典元:忘却/宇多田ヒカル

陽を歩く宇多田ヒカルの哲学や恋愛感みたいなものと
陰で彷徨う宇多田ヒカルの本質や孤独が交差するような闇の道

“出口はどこだ”と続きます。

このたった一行だけで自分の内側の世界の深層へと潜り込み
過去と未来を細胞レベルにまで語りかけた宇多田ヒカルの音楽は
ないんじゃないかなと思います。

その世界に自分以外の人(KOHH)を招き入れたのもはじめてです。
宇多田ヒカル史からしても最大の出来事だけど
きっと至極自然な流れだったんだと思います。KOHHちゃんだから。

その後「初恋」に収録された「嫉妬されるべき人生」では

人の期待に応えるだけの生きた方はもうやめる
出典元:嫉妬されるべき人生/宇多田ヒカル

と歌います。歌って、言い切ります。

「嫉妬されるべき人生」なんて強烈なタイトルを
真剣に真正面から歌えるのは宇多田ヒカルだけです。

そこには「強さ」から「弱さ」への変化。
「孤独」があり「母性」があり「幸せ」な時間という記憶があります。

不気味にとめどなき 何かが溢れ出し 長いと思っていた人生 急に短い
出典元:嫉妬されるべき人生/宇多田ヒカル

どうですか、このたった一行の文章がもつ儚さたるや

宇多田ヒカルは一切着飾ることもせず
ただただ宇多田ヒカルの言葉と音で紡ぐからこそ
圧倒的なリアリティーが生まれます。

■宇多田ヒカルの「光」

「忘却」「初恋」ときてちょっと時を戻す呪文を使いますが
「DeepRiver」ではこう歌います。

全てを受け入れるなんてしなくていいよ
出典元:DeepRiver/宇多田ヒカル

と歌います、歌って、語りかけます。

あぁこれだよね

そこに宇多田ヒカルがいるから僕らは今日もなんとか生きていけるって
そんなこと真剣に思わせてくれるだなって。

「800万人に対してじゃなくいつも部屋で1人でヘッドホンをして聴いている誰かに向けて歌っている」

そんなことを真剣に言うもだから
僕らは宇多田ヒカルの音楽と言葉に安心して思想や感傷を重ねます。

例え日常の喧騒に消えそうな自分がいても
宇多田ヒカルの存在が足元を照らしてくれる。
共感することができる。

言葉にするのは簡単ですが、実はもの凄いことなんだと思います。

■宇多田ヒカルの「明日」

私が曲を作る原動力って結局”恐怖”と”哀しい”と”暗い”なんですよ全部
出典元:点/宇多田ヒカル著

あからさまにそう言ってしまう宇多田ヒカルの言葉に
きっとどこかで今日も誰かが救われていると思います。

明日の僕もそうだと思います。

ただただ、宇多田ヒカルが好きなんですって記事になってますがお許しください。

純なあなたが誤解するから おしゃべりな私を黙らせて
傷ついたのはお互い様だから 四の五の言わずに抱き寄せて
出典元:大空で抱きしめて/宇多田ヒカル

まっすぐ目の前の道を今日も進みましょう。

初恋/宇多田ヒカル