そこに空があって大地があって空気があるように、宇多田ヒカルの音楽がある

そこに空があって大地があって空気があるように、宇多田ヒカルの音楽がある

こんにちわ。

フェンダーのアコギは暫く放置しててもチューニングが狂わないよ、kumasterです。

ピアノをはじめたきっかけが宇多田ヒカルさんというのは
「どうも、ピアノはじめました」でも触れました。

宇多田さん出会わなかったらピアノはやってないと断言できます。

て考えると、音楽は勿論なのですが、暮らしにも人生にもすげー影響ありますね。
嬉しいし、喜ばしいことです。

さて、宇多田ヒカルさんを語るだけのカテゴリですが
お付き合いいただれけば幸いです。

なぜ、宇多田ヒカルなのか

まず、宇多田さんへの僕の想いを書いておきたくて
なにをどう書こうかなと考えたんですけど
シンプルに伝えようとするほど難しいですね。

【32年前】

僕が中学校の時にバンドブームがきたんです(どっからか)

イカ天(イカすバンド天国)とか、ホコ天(歩行者天国)とか
同じ世代の人はわかると思いますが石投げればバンド野郎がいましたね
ってくらいのブームです。
(因みに僕が初めてみたライブはBUCK-TICKでした、今も現役すごい!)

そんな中、田舎の温泉街で暮らしていた中学2年生の僕は
BOOWYの布袋さんに憧れて親にギターを買ってもらいます。

初心者用セットで2~3万円の黒のフェルナンデスのテレキャスターだったと思います。
音よりも曲よりもビジュアルよりも、ギターを持って立ってる姿とか抱えてる姿とか
Charさんと同じこと言いますがギターーが武器に見えて憧れました。

田舎の温泉街なので、娯楽といえばレンタルビデオ店が1つみたいな町です。

テレビや雑誌で見るギタリストに心底憧れました。

そんな僕は、忍耐力皆無で飽きっぽい性格を自負しながらも
ギターだけは30年以上飽きずに続けてきました。

止めなかったのは、憧れが憧れのままだからかもしれませんし
止めたら自分を否定する気がしていたからかもしれません。

そんなギター少年は次第にキース・リチャーズジミヘンに憧れ
カートコバーンジョンフルシアンテにも憧れます。

ギター少年は30年後、ギター親父になりました。
ジョー・パスウエス・モンゴメリーが好きなりました。

そして、宇多田ヒカルに出会いギターを手放します。(いきなり!)

何故か?

キースよりジミヘンよりカートより
これまで出会ったどんな音楽よりもアーティストよりも

宇多田ヒカル音楽衝撃を受けたからです。

 

で伝わるでしょうか?

シンプルに伝えようと思うと長くなりますね。
しかもギターはやめる必要ないじゃん(正論)って話ですよね。
そこはピアノたぶんピアノの方が向いてた。に尽きるかも。。

てことで(強引)、ギターをやめて、ピアノを弾き始めました。
では「何故、そこまで宇多田ヒカルの音楽に衝撃を受けたのか

真剣に考えてみましたが、いまいち答えがわかりませんでした。

というか「言葉が見つからない」って言った方が近いかもですね。

そこに空があって大地があって空気があるように、宇多田ヒカルの音楽がある。

僕にとって宇多田ヒカルとはそうゆう存在になりました。

「あなた」(2018年)

2018年のツアー「Laughter in the Dark」のオープニンングを飾る曲です。

僕はこの曲で宇多田ヒカルに出会いました。

「あなたの~♪」と歌い出した瞬間が全てです

甲本ヒロトが「バンドは『せーのっ』で音出した瞬間がピーク」
みたいな事を言ってましたが、同じ論です。

「あなた」のコード進行は、A♭maj7|G7|Cm7|E♭7

基本はこの繰り返しです。美しいです。

僕はピアノ初心者で、音楽理論もわかってないペーペーなので
何度のコードトーンがあれでとか
ドミナントがとか音楽的な説明ができなくて申し訳ないのですが
実際にこの進行で音を出すと心地よく、滑らかでジャジーです。

椎名林檎の「丸の内サディスティック」と実はコード進行が同じです。

詞は「母親の目線」で書かれたそうですが
自分にとっての「あなた」に置き換えることもできます。

そしてリズムワークも素晴らしいです。

ドラムはChris Daveです。
「Forevermore」でもなどでも叩いています。

Anderson PaakとかD’Angeloのアルバムでも叩いてますね。
Timeでも少し遅れる、タメのあるリズムは2人の会話のような心地よさがあります。

そして「あなた」はこのフレーズで終わります。

「終わりのない苦しみを 甘受しDarling 旅を続けよう
あなた以外帰る場所は 天上天下 どこにもない」

こんなに深い愛情と決意が表現された終わり方、僕は知りません。

そして、「旅を続けよう」というフレーズと、最後はE♭7ではなくCm7で止めるところが
この曲の余韻を演出して心地よさが出てるんでないかなと思います。

新曲誰にも言わない

「明日から逃げるより 今に囚われたい まわり道には 色気がないじゃん」

ここも「あなた」と同じく強い決意が表れます。と同時に
「色気」という言葉のチョイスに「色気」を感じずにはいられません。

 

そう、だから僕は宇多田ヒカルを愛してやまないのだと思います。

1人部屋でヘッドホンをして聴いている誰かに向けて歌っている。と彼女は言います。

それは音楽の本質であり、宇多田ヒカルの哲学です。
僕たちは宇多田ヒカルに心を預け、きっと何十年先までも
彼女の音楽と供に旅を続けるんだなと。

「あなた」は刹那でそれを僕に教えてくれた、大好きな曲です。